キンモクセイが突然枯れる真相!ヘリグロテントウノミハムシ撃退法
キンモクセイが突然枯れる真相!ヘリグロテントウノミハムシ撃退法の注目ポイントを詳しく解説してご紹介します。
適切な駆除スケジュールを組むためには、本種のライフサイクルを把握することが不可欠です。ヘリグロテントウノミハムシは年に1〜2世代を経過し、樹木と地表を行き来しながら巧妙に生き延びます。
サイクルは春先の萌芽期から始まります。冬の間、庭木の根元の土中や堆積した落ち葉の下で静かに成虫越冬していた個体群は、地温が上昇する3月下旬から4月中旬にかけて一斉に覚醒し、活動を開始します。樹上に這い上がった成虫は、展葉したばかりの柔らかな新芽に食いつき、葉表に直径1〜2ミリ程度の丸い穴を多数開けていきます。
交尾を終えた成虫は新葉の組織内に卵を産み付けます。5月から7月にかけて孵化した幼虫は、葉の表面に出てくることなく、葉の表皮と裏皮の間にある葉肉組織だけを潜行して食害します。いわゆる「絵描き虫(リーフマイナー)」と同様の加害様式ですが、本種の場合は線状ではなく、葉の内部を面状に袋状(フクレ)に食べ尽くすのが特徴です。組織をくり抜かれた部分は表皮だけが残って風船のように膨らみ、やがて水分を失って灰白色から赤褐色へと変色、カサカサの枯葉となって抜け落ちます。初夏に育った幼虫は葉から脱出して土中へ潜り蛹化。7月頃から新成虫が羽化し、秋の休眠期まで再び成葉を食害し続けます。