ウグイスと誤認多発!ソウシチョウの鳴き声が危険視される衝撃の理由
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ソウシチョウの鳴き声は、野鳥愛好家の間でも「一度聴けば忘れられないほど起伏に富んでいる」と評されます。しかし、そのバリエーションは繁殖期の美しいメロディだけにとどまりません。野山での野鳥の鳴き声識別を行うには、求愛のための「さえずり」と、日常の連絡や危険を知らせる「地鳴き・警戒声」の二面性を理解することが不可欠です。
まず、春から初夏にかけてオスが樹冠や藪の中から響かせる「さえずり」は、「フィーフィー、ピョロピョロ、チーチョロリー」と表現されるように、音程の高低差が激しく、転がるような早口で歌い上げます。ヒタキ類やウグイス類に似た笛のような透明感があり、メロディのパターンが多彩で途切れなく続くのがソウシチョウの鳴き声の特徴です。
一方で、登山者や地域住民から「ソウシチョウの鳴き声がうるさい」と苦情が寄せられる主原因は、その「地鳴き」と「警戒声」にあります。仲間同士で藪の中を移動する際は「キョッ、キョッ」「ジェッ、ジェッ」という短く硬い声を掛け合い、外敵が近づいた際の警戒声は「ジャージャー」「ギョギョッ」「ケッケッ」という耳をつんざく濁った金属的な大声に豹変します。数羽から十数羽の群れで一斉にこの警戒音を発するため、静穏な森林環境を一変させるほどの騒々しさとなります。