猫の腸閉塞の症状を見逃すな!手遅れ前に知る危険サインと手術費用
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インターネット上の掲示板や知恵袋などで「放置したら便と一緒に異物が出た」という散発的な体験談を目にすることがありますが、猫の腸閉塞は自然治癒するかという問いに対し、獣医学的な回答は「完全な閉塞が起きた場合、自然治癒は絶対にあり得ない」です。腸管内に物理的に引っかかった異物が自然に溶けたり消えたりすることはなく、様子を見ている間にも腸の血流障害は不可逆的に悪化します。
動物病院に到着した後の標準的な診療プロセスは次の通りです。
まずは猫の腸閉塞のレントゲン検査と診断が行われます。金属や骨などは通常のX線で明瞭に映りますが、ゴム、プラスチック、布、紐などはX線を透過してしまうため直接映りません。そのため、腸管内に異常なガスや液体の貯留パターンがないかを確認し、必要に応じてバリウムなどの造影剤を用いた連続撮影や、超音波(エコー)検査によって腸の蠕動停止や腸重積、線状異物の存在を確定させます。
異物が胃内にある極めて初期の段階であれば内視鏡による摘出が試みられますが、すでに腸管へ流れ落ちて閉塞している場合は猫の腸閉塞緊急手術と入院期間のプロセスへと直ちに移行します。全身麻酔下で開腹し、腸を切開して異物を摘出します。もし腸組織が黒紫色に変色し壊死している場合は、壊死部分を切除して健康な腸同士を繋ぎ合わせる「腸管切除・吻合術」が必要です。術後は静脈点滴による脱水補正と抗生剤投与、消化管の回復観察のため、概ね3日〜7日程度の入院期間を要します。