伝説の「スプー」から20年――はいだしょうこ“画伯”の奇彩が、なぜ2026年の今アートとして再評価されるのか
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話は2006年にさかのぼる。番組内の絵描き歌コーナーで、歌のおにいさん・今井ゆうぞうと共にキャンバスに向かったはいだしょうこ。歌に合わせて順調に描かれていくはずだったキャラクターは、彼女の手によって瞬く間に見知らぬ異形へと姿を変えた。
完成したのは、本来のかわいらしい着ぐるみキャラクターとは似ても似つかない、尖ったツノ、鋭い眼光、そして怪奇的な口元を持つ「何か」だった。隣で描いていた今井おにいさんの引きつった笑顔と、番組の空気感。あの数分間は、日本のテレビ史に永遠に刻まれるシュールリアリズムの頂点と言っても過言ではない。