コート紙とは?上質紙との違いや厚さの選び方をプロが徹底解説

コート紙とは?上質紙との違いや厚さの選び方をプロが徹底解説の重要なポイントについて、専門知識を詳しくお届けします。

印刷用紙を比較検討する際、必ず候補に挙がるのが「上質紙」と「マットコート紙」、そして厚手の「アートポスト紙」です。用途に合わない紙を選んでしまうと、デザインの魅力が半減するだけでなく、実用面で大きな損失を招きます。

項目詳細・数値データ一般的な基準・相場編集部の見解・評価コート紙塗工量:約20g/m²
光沢度(白紙部):約65〜75%最も安価で流通量最多
折込・ポスティング全般カラー発色重視なら最優先。ただし長文読書や手書き用途には不適。上質紙塗工量:0g/m²(非塗工)
光沢度:10%以下(無光沢)コピー用紙に近い質感
事務書類・申込書・小説鉛筆・水性ペンでの筆記性が抜群。落ち着いた風合いだが写真発色は沈む。マットコート紙塗工量:約15〜20g/m²
光沢度:約20〜35%(低光沢)コート紙と同等〜微増価格
会社案内・医療機関案内しっとりとした高級感があり光の反射が抑えられ、文字と写真が両立する。アートポスト紙塗工量:約40g/m²(両面)
斤量:180kg〜220kg中心ポストカード・名刺・本の表紙
高級美術印刷向けコート紙よりさらに塗工層が厚く平滑。郵便はがき同等のしっかりしたコシ。

コート紙と上質紙の違いは、端的に言えば「顔料コーティングの有無」です。コピー用紙をイメージさせる上質紙は、繊維そのものの素朴な質感があり、文字を長時間読んでも目が疲れにくい利点があります。しかし、インキを吸い込むため写真のディテールは甘くなります。

一方、マットコート紙の特徴は、塗料を塗りながらも光沢を抑える特殊な表面処理を施している点です。触り心地はサラサラとして指紋が目立ちにくく、照明の下でも文字が反射して白飛びすることがありません。「落ち着いた高級感」を演出したいパンフレットや、文字情報の多い広報誌では、コート紙よりもマットコート紙が好まれます。

井上 凛

井上 凛

シニアコンテンツプロデューサー

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。

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