「大丈夫だ問題ない」の元ネタを徹底解剖!エルシャダイ伝説と現代の真相

「大丈夫だ問題ない」の元ネタを徹底解剖!エルシャダイ伝説と現代の真相にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。

「大丈夫だ、問題ない」というセリフの原点は、イグニッション・エンターテインメント・コンストラクションが開発し、2010年夏のゲーム見本市「E3」に向けて公開したアクションゲーム『El Shaddai - エルシャダイ -』の公式プロモーションビデオ(PV)です。旧約聖書の偽典『エノク書』を大胆に翻案したスタイリッシュな世界観を背景に、主人公の青年イーノックと、彼を導く大天使ルシフェルの会話が強烈なインパクトを残しました。

話題を呼んだPVの展開は、まさにコントのような完璧な起承転結を描いています。下界へ向かうイーノックに対し、現代風の黒シャツにジーンズ姿で携帯電話を手にしたルシフェルが「そんな装備で大丈夫か?」と問いかけます。これに対し、イーノックは目を細め、自信満々の笑みを浮かべて「大丈夫だ、問題ない」と言い放ちます。

しかし、軽装のまま意気揚々と敵陣へ飛び込んだイーノックは、異形の敵「タワーの住人」たちに一切の反撃もできず一方的に叩きのめされ、ボロボロになって崖下へと転落。その絶望的な瞬間にルシフェルが指を鳴らして時間を巻き戻し、「神は言っている、ここで死ぬ運命(さだめ)ではないと――」と告げます。再び「そんな装備で大丈夫か?」と問われたイーノックは、前言をあっさり撤回して「一番いいのを頼む」と要求。まばゆい神の鎧(アーマー)を身に纏い、敵を瞬殺していくという構成でした。

当時の特番インタビューや自著・手記でディレクターの竹安佐和記氏が明かしたところによると、この演出は単なるギャグとして作られたものではなく、限られた尺の中で「装備を変更することで劇的に戦況が変わるゲームシステム」を直感的にユーザーへ伝えるための工夫でした。しかし、シリアスな宗教的モチーフとシュールな掛け合いのギャップがニコニコ動画やYouTubeのクリエイター層に直撃し、発売前である2010年秋には爆発的なMAD動画ブームを巻き起こすことになります。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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