ストレッチフィルムの正しい巻き方と荷崩れ防止の極意

ストレッチフィルムの正しい巻き方と荷崩れ防止の極意を徹底追究! 読者が気になる 重要ポイントを分かりやすく展開します。

荷崩れを完全に防ぐためには、物理法則に基づいた正しいステップを踏む必要があります。日野出ウェブマガジンやモノタロウの現場マニュアルでも推奨されている標準的な4ステップに、現場のプロが実践する裏ワザを加えた手順は以下の通りです。

ステップ1:フィルム先端をパレット下部に固定する
フィルムの端を30cmほど引き出し、細くロープ状にねじります。それをパレットの角の隙間や脚部に「一結び」するか、最下段の段ボールの隙間に深く挟み込みます。この固定が甘いと、1周目を回す際にフィルムが抜けてテンションをかけられなくなります。

ステップ2:パレットと最下段を「共巻き」で3〜4周ロック
フィルムの幅半分がパレット本体にかかり、残り半分が段ボールにかかる位置で、体重を後ろにかけながら3〜4周しっかりと巻きつけます。ここが荷物の命綱となる「アンカー(錨)」になります。

ステップ3:オーバーラップ(重ね幅)30〜50%で下から上へスパイラル巻き
下から上へと螺旋状に巻いていきます。前の周回に対してフィルム幅の30%〜50%(約15〜25cm)を重ねるのが鉄則です。各コーナーを通過する瞬間にグッとテンションをかけ、直線部分は軽く流すリズムを刻みます。

ステップ4:最上段を2〜3周補強し、上から下へ「ダイヤ巻き」で仕上げる
最上段は遠心力で最も揺れやすいため、天面を2〜3周補強します。背の高い荷物や重量物の場合は、ここから下に向かって交差させるように斜めに巻き下ろす「ダイヤ巻き(たすき掛け)」を行うことで、全体の剛性が劇的に跳ね上がります。巻き終わりは手でフィルムをカットし、荷物の側面に手のひら全体で撫で付けて圧着します。

巻き方・工法主な特徴と消費量推奨される荷物・シーン固定力・安全性の評価スパイラル巻き(基本)下から上へ50%重ねて巻く。作業時間約1.5分/パレット標準的な段ボール、均一サイズのパレット積み★★★☆☆(標準的な近距離輸送に最適)ダイヤ巻き(たすき掛け)上から下へ斜めに交差させて巻く。フィルム消費+25%高さ1.6m以上の高積載、異形物、長距離路線便★★★★★(ねじれ・揺れに極めて強い)ロープ巻き(絞り巻き)フィルムを細く絞って紐状にして巻き付ける重量物(缶製品・塗料)、段落差の大きい積載物★★★★☆(バンド並みの結束力を発揮)
山下 哲也

山下 哲也

自動車・モビリティライター

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。

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