なぜ中毒者が続出?くだらなすぎて笑えるB級コメディ映画の真髄

なぜ中毒者が続出?くだらなすぎて笑えるB級コメディ映画の真髄の詳細について、分かりやすい解説を取りまとめてご紹介します。

海外映画史におけるB級コメディの金字塔を語る上で外せないのが、ホラーと笑いを高次元で融合させたゾンビコメディ傑作まとめの常連作です。その筆頭が、エドガー・ライト監督の『ショーン・オブ・ザ・デッド』。うだつの上がらない家電量販店員が、ロンドンにゾンビが蔓延していることにも気づかず日常をだらだらと過ごすオープニングは、日常の怠惰さを逆手に取った屈指の名シークエンスとして知られます。さらに『タッカーとデイル 史上最悪についてないヤツら』では、「森の山小屋に住む親切な男2人が、勝手に殺人鬼だと勘違いした大学生たちによって次々と事故死に巻き込まれる」という、ホラー映画のクリシェを鮮やかに反転させた構成で世界中の映画賞を沸かせました。

一方、近年異様な生態系を築いているのが「サメ」を題材にした怪作群です。なぜこれほどまでにサメが選ばれるのか。サメコメディ映画の理由を取材した映画プロデューサーは、「サメ映画の始祖『ジョーズ』があまりにも完璧すぎたため、後発の低予算スタジオはリアリティを捨て、異常設定に振り切るしかなかった」と証言しています。竜巻に乗って空からサメが襲来する『シャークネード』や、幽霊と化したサメが襲う『ゴースト・シャーク』など、物理法則を平然と無視するアプローチは、もはや恐怖映画ではなく超現実的なコントの領域に達しています。

こうしたカルトコメディ映画に対するネットの反応を追跡すると、観客は粗探しをしているのではなく、監督の「どこまで観客を呆れさせられるか」という挑戦状を楽しんでいることが分かります。『ホット・ショット』や『裸の銃を持つ男』に代表されるパロディ映画の名作が持っていた「画面の隅々まで散りばめられたギャグの過密さ」は、現在のインディーズ・カルト作にも確実に継承されています。

池田 達也

池田 達也

マネー&キャリアエディター

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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