カルデラとは?火口との決定的な違いと巨大噴火の恐るべき真相を解説
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地球が織りなす最大級の天変地異ともいえる、カルデラ噴火メカニズム詳細まとめを追うと、地下深くで進行するマグマの壮大なドラマが浮かび上がってきます。カルデラのでき方と仕組みは、主に以下の4つのステップに集約されます。
第一段階として、地下数キロメートルから数十キロメートルの深さに、数十〜数百立方キロメートルにおよぶ膨大な珪長質(シリカを多く含む粘性の高い)マグマが長期間かけて濃集・蓄積します。マグマ溜まりの内圧が限界に達すると、地殻の割れ目を突き破ってプリニー式と呼ばれる猛烈な大噴火が始まります。
第二段階では、噴出柱が崩壊し、数百度の火山ガスと軽石、火山灰が混ざり合った「破滅的な火砕流」が時速100キロメートル以上の猛スピードで四方八方に流走します。この段階で、周辺の生態系は瞬時に壊滅状態へと追いやられます。
第三段階で、地下の巨大マグマ溜まりが一気に空洞化します。支えを失った上部の地殻はリング状の割れ目に沿って崩壊し、大地がごっそりと垂直方向に数百メートルから千メートル以上も落ち込みます。これによって巨大な窪地が誕生します。
第四段階では、陥没後の平坦な底地に雨水や地下水が流入・滞水することで、カルデラ湖のでき方のプロセスへと移行します。北海道の屈斜路湖や十和田湖、箱根の芦ノ湖がその典型であり、中央部にはその後の小規模な活動によって「中央火口丘」と呼ばれる新たな山が形成されるケースが珍しくありません。
なお、火山地形を分類するうえで押さえておくべきが、陥没カルデラ侵食カルデラ違いです。世の中に存在するカルデラの大部分は前述の地盤崩落による「陥没カルデラ(クラカタウ型など)」ですが、噴火活動が停止した古い火山体において、長い年月をかけた河川の風化・浸食作用によって火口やカルデラ壁が削られ、巨大な盆地状に広がった地形を「侵食カルデラ(神奈川県の湯河原カルデラなど)」と呼びます。両者は外見こそ似ているものの、地質構造の成り立ちは根本的に異なります。