魚偏に盧と書く「鱸」の読み方は?漢字の由来と出世魚の謎に迫る

魚偏に盧と書く「鱸」の読み方は?漢字の由来と出世魚の謎に迫るについて重要なポイントを解説いたします。最新の情報をお届けします。

なぜスズキに「盧」という文字が組み合わされたのでしょうか。旁の「盧」という漢字には、もともと「黒い」「黒ずんだもの」という意味や、土器・器を表す象形文字としての背景があります。

古代中国において「鱸」と呼ばれていた魚(ケツギョや有髭の鱸魚など諸説あり)は、「頭部や背中が黒みがかった魚」であったことから、魚偏に黒を意味する「盧」を添えて「鱸」という字が成立しました。日本にこの漢字が伝来した際、背中が青黒く細かな黒点を帯びる日本の在来魚「スズキ」にこの文字が当てられたとされています。

一方で、和名である「スズキ」という呼び名の語源には、日本の自然観を反映したいくつかの有力な説が存在します。

最も広く知られているのが「清(すす)き身」説です。スズキの身は血合いが少なく、まるで清らかに洗い清めたかのような透き通る白身を持つことから「すすき」が転じて「すずき」になったという説です。また、夏場に食べると涼しげな味わいであることから「涼し(すずし)」に由来するという説や、身がスッと剥がれやすい「進き(すすき)」から名づけられたとする説など、魚の特徴を捉えた興味深い語源が語り継がれています。

高橋 健太

高橋 健太

ライフスタイル編集者

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。

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