生理前に喉が渇くのはなぜ?Pmsや妊娠超初期の見分け方と対策
生理前に喉が渇くのはなぜ?Pmsや妊娠超初期の見分け方と対策の重要なポイントについて、専門知識を基に徹底解説します。
インターネット上の掲示板やSNSでは、生理前の不調に関して根強い誤解が散見されます。その最たるものが「生理前は水分を溜め込んでむくむのだから、水を飲む量を減らすべきだ」という言説です。しかし、医療の現場において、この対処法は完全な誤りであると断言されています。
前述の通り、生理前のむくみは「体内の水分過多」ではなく、「血管内から細胞間への水分の偏在」によって生じています。ここで水分補給を我慢してしまうと、血液の浸透圧がさらに上昇し、脳の下垂体から抗利尿ホルモン(バソプレシン)が大量に分泌されます。すると腎臓は尿の排出を極限までストップさせ、皮下に水分をさらに固着させようとするため、むくみが悪化し、喉の渇きもさらに激化するという負のスパイラルに陥るのです。
また、もうひとつの大きな盲点が「カフェインや甘い清涼飲料水による擬似的な水分補給」です。生理前のイライラや眠気を解消しようと、コーヒーやエナジードリンク、甘い炭酸飲料を多飲する人が少なくありません。しかし、カフェインの強い利尿作用は血管内脱水を加速させ、高濃度の糖分は浸透圧性利尿を引き起こして口の渇きを倍増させます。さらに自律神経の交感神経を過度に緊張させるため、唾液の分泌量そのものが低下し、不快な口腔乾燥を招いてしまいます。