法定整備とは?車検との決定的な違いと放置するリスクをプロが徹底解説
法定整備とは?車検との決定的な違いと放置するリスクをプロが徹底解説の疑問点について、専門知識を基に徹底解説します。
「法定」という言葉が付いている以上、受けないとどうなるのかという点は気になるところです。結論から言うと、自家用乗用車の法定12ヶ月点検には道路運送車両法第48条で「点検を受けなければならない」と定められており、法的には明確な義務です。
ただし、12ヶ月点検をやらないことに対する道路交通法上の違反点数や直接的な罰則規定は設けられていません。この法構造の隙間が、「12ヶ月点検は受けなくてもバレない、不要だ」という誤った言説を生む温床となっています。一方で、2年ごとの「法定24ヶ月点検」は車検(継続検査)とセットで実施されることが実質的に義務付けられており、受検しないまま放置すると車検切れ(無車検運行)となり、6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金という重い刑事罰が科されます。
罰則がないからといって12ヶ月点検をサボる行為には、極めて高い代償が潜んでいます。点検未受検の状態で起きた故障や事故に対しては、自動車メーカーの保証対象外となるケースが多発しているほか、過失割合の判定で整備不良として不利に扱われる司法リスクすら生じます。