太陽が西から東へ昇る?「あり得ない」現象の科学的真相と惑星の秘密
太陽が西から東へ昇る?「あり得ない」現象の科学的真相と惑星の秘密の疑問点について、分かりやすい解説を基に徹底解説します。
太陽の動きが常識外れなのは金星だけではありません。惑星の自転と公転のバランスが極端な環境では、さらに奇妙な現象が観測されます。
太陽に最も近い水星は、天体の公転周期が約88日であるのに対し、自転周期は約59日という「3対2の軌道共鳴」状態にあります。水星が楕円軌道を描いて太陽に最も近づく近日点付近では、公転の角速度が自転の角速度を一時的に上回ります。
その結果、水星の特定の地点から空を眺めると、東から昇ってきた太陽が空の途中で急停止し、一時的に西へ逆戻りしたあと、再び東へ向かって動き出すという「二重の日の出・日の入」現象が発生します。宇宙空間における天体の運動は、私たちが当たり前と考えている1日24時間のサイクルを軽々と超える多様性を持っています。