スプリングワッシャーの正しい使い方と順番|緩み止めの真相を徹底検証
スプリングワッシャーの正しい使い方と順番|緩み止めの真相を徹底検証の特集記事を解説します。専門的な知識が満載です。
スプリングワッシャーを手に取った際、「どちらが表でどちらが裏なのか」と迷った経験を持つ方も少なくありません。厳密には表裏という概念よりも「切れ目のねじれ方向(巻き方向)」が設計上の急所となります。
JIS規格(JIS B 1251など)で規定されている一般的なスプリングワッシャーは、右ねじ(時計回りで締まるボルト)用として「左巻き(上から見て反時計回りに上がっている形状)」で作られています。これは、ボルトを締め込む方向には滑らかに回転し、逆に緩む方向(反時計回り)に回転しようとした際に切れ目のエッジがナットや座面に食い込む構造になっているためです。
万が一、左ねじ用の特殊な場所に右ねじ用スプリングワッシャーを裏返しや逆向きで組み込んだり、不適切な向きで使用したりすると、締める際に抵抗が過大になり、緩む際にエッジが効かなくなる逆向きの危険性が生じます。通常の右ねじであれば、平ワッシャーの上に自然に載せて締め付けることで正しく機能します。