コーラに牛乳で透明化?分離の科学とまずい噂の真相【徹底検証】
コーラに牛乳で透明化?分離の科学とまずい噂の真相【徹底検証】について知っておくべき 理由を分かりやすく解説いたします。
「コーラと牛乳を混ぜたものを飲むと胃の中で固まって危険」「猛烈にお腹を壊す」といった不穏な噂がネット上に散見されますが、医学的・生理学的な危険性は全くありません。
人間の胃内部には、pH 1.5〜2.0という極めて強力な塩酸(胃酸)が存在しています。普段私たちが牛乳を飲んだ際にも、胃に入った瞬間に胃酸や消化酵素(ペプシンやキモシン)の働きによってカゼインは自然と凝固し、カード化してから十二指腸へと送られて消化・吸収されます。
つまり、ボトルの中で起きている現象は「胃の中で日常的に行われている消化の第1ステップを体外で可視化しただけ」に過ぎません。有毒な化学物質が新たに生成されるわけではないため、誤って口に含んだとしても中毒を起こす心配は皆無です。
ただし、以下の2点については注意が必要です。
- 乳糖不耐症による消化不良:牛乳に含まれる乳糖を分解しにくい体質の人が冷たい炭酸とともに一気飲みすると、下痢や腹痛を誘発する可能性があります。
- 長時間の常温放置による雑菌繁殖:実験のために24時間以上常温に置いた液体は、空気中の雑菌が繁殖して食中毒の原因になり得ます。飲む目的で実験する場合は必ず冷蔵庫で行うか、混ぜた直後に飲む必要があります。