習近平と安倍晋三の真実|歴史的握手の舞台裏と回顧録が明かす外交秘話
習近平と安倍晋三の真実|歴史的握手の舞台裏と回顧録が明かす外交秘話にまつわる興味深い視点を分かりやすく発信ます。
SNSやネット掲示板の言説では、「安倍元首相は終始一貫して反中タカ派であり、習近平氏とは犬猿の仲だった」あるいは逆に「中国に接近しすぎた媚中派だった」という極端な二極論が散見されます。しかし、これらの解釈はいずれも国際政治の実態を見誤った誤解と言わざるを得ません。
現場の外交官や報道関係者の証言が一致して示すのは、両者が「個人的な好悪ではなく、自国の国益を極大化するためのプロフェッショナルな距離感」を保っていたという事実です。
その証左となったのが、2022年7月に安倍元首相が銃撃によって凶弾に倒れた直後の習近平氏の対応でした。習氏は岸田文雄首相(当時)宛てに正式な弔電を送ったのみならず、安倍昭恵夫人宛てにも個別に見舞い電報を発出。「中日関係の改善に尽力し、有益な貢献をした」と生前の功績を公式に評価しました。厳しい対立の渦中にありながらも、国家のトップとして8年以上にわたり渡り合った好敵手に対する、指導者なりの敬意と追悼のメッセージだったと評価されています。