肩の筋が痛い原因は腱板断裂?五十肩との決定的な違いと正しい治し方
肩の筋が痛い原因は腱板断裂?五十肩との決定的な違いと正しい治し方についての真相をご紹介します。
つり革を掴もうとした瞬間や重い荷物を持ち上げた際、肩の筋がピキッと痛い原因の多くは、肩関節を支える深層筋肉群である肩のインナーマッスル(腱板)の損傷に起因します。腱板は棘上筋(きょくじょうきん)、棘下筋、小円筋、肩甲下筋という4つの筋肉の腱から構成されており、上腕骨頭を関節窩に引き寄せて安定させる決定的な役割を果たしています。
日本整形外科学会の臨床データによると、肩の腱板断裂は60代の約4分の1、70代では3人に1人に認められる極めて身近な疾患です。転倒して手をついたような明らかな外傷だけでなく、洗濯物を干す動作などの日常的な微小負荷の積み重ねでも断裂が生じます。以下の肩腱板断裂の初期症状チェックに当てはまる項目がないか確認してください。
- 腕を真横から上げていく途中(60度〜120度の角度)で特定の引っかかりや強い痛みが走る
- 夜間に寝返りを打った際、肩の奥深くにうずくような痛みが生じる(夜間痛)
- エプロンの紐を後ろで結ぶ動作や、背中に手を回す動作が困難になる
- 腕を下ろす瞬間に支えが効かず、ストンと脱力して落ちてしまう
これらの兆候が見られる場合、放置すると腱の断裂部が徐々に拡大し、筋肉の脂肪変性が進行して元通りの修復が困難になる恐れがあります。「年齢のせいだから」と自己判断で片付けるのは非常に危険です。