世紀末とは?なぜ荒廃の象徴なのか|予言とカルチャーの真相

世紀末とは?なぜ荒廃の象徴なのか|予言とカルチャーの真相に関する知りたいポイントを徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

では、ヨーロッパの繊細な退廃美を指していた言葉が、なぜ現在のような「暴力が支配する砂漠の荒野」というイメージへと変貌を遂げたのでしょうか。その背景には、西洋の宗教観である「終末論」と、20世紀後半の冷戦時代がもたらしたリアルな恐怖があります。

新約聖書の『ヨハネの黙示録』に描かれる善と悪の最終決戦「ハルマゲドン(最終戦争)」の思想は、西洋社会に「いつか世界は神の裁きによってリセットされる」という根強い終末観を植え付けてきました。これに冷戦期の核戦争による人類絶滅の危機感が重なり、映画『マッドマックス2』(1981年)のような「文明崩壊後のポストアポカリプス世界」という視覚的フォーマットが世界中で共有されることになります。「世紀の変わり目には破滅が訪れる」という宗教的予感が、核の恐怖と映画のビジュアルによって具現化された瞬間でした。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest