介護医療院と老健の違いとは?医療ケア・費用・在宅復帰で選ぶ基準

介護医療院と老健の違いとは?医療ケア・費用・在宅復帰で選ぶ基準についての最新情報をご紹介します。

介護医療院と介護老人保健施設(老健)の最も根本的な違いは、その施設が「長期の療養生活の場」なのか、それとも「自宅へ戻るためのリハビリ期間の場」なのかという設置目的に集約される。

介護医療院は、かつての介護療養型病床の廃止に伴い創設された、医療と介護が一体となった施設だ。常勤の医師や看護師の配置基準が非常に高く、痰の吸引や経管栄養、インスリン注射はもちろん、酸素療法やターミナルケアにも24時間体制で対応する。まさに「終の棲家」として、人生の最期まで安心して医療ケアを受け続けられる構造を備えている。

一方で、介護老人保健施設は、病状が安定した高齢者に対して看護や介護、リハビリを提供し、在宅復帰を後押しする中間施設だ。医師は常駐しているものの、夜間の医療処置や高度な持病の管理には限界がある。看取り(ターミナルケア)を実施する老健も増えてはいるが、基本的には「自宅へ戻るためのステップ」であるため、状態悪化時には提携病院への入院が必要となるケースも珍しくない。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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