うどの酢味噌和え黄金比と失敗しないアク抜き術!苦味・変色の原因解明
話題沸騰中の うどの酢味噌和え黄金比と失敗しないアク抜き術!苦味・変色の原因解明について、多角的な視点を整理して公開しています。
うどを手に入れた料理初心者が最も直面しやすいトラブルが、包丁を入れた瞬間に断面が茶褐色に変色していく現象と、口に含んだときに広がる強いえぐみです。All Aboutの野菜・フルーツレシピ特集でも指摘されている通り、うどの茎はアクが非常に強く、空気に触れると瞬く間に酸化が進むため、調理工程におけるスピードと化学的アプローチが不可欠となります。
うどが黒ずむ正体は、植物組織に含まれるポリフェノール化合物(主にクロロゲン酸)が空気に触れ、うど自体の細胞内にある酸化酵素「ポリフェノールオキシダーゼ」の働きによって酸化重合し、褐色のメラニン様色素を形成することにあります。リンゴやゴボウが空気に触れると茶色くなるのと全く同一の反応です。うどの変色を防ぐ理由は、酢に含まれる酢酸の酸性環境によってphを低下させ、酸化酵素の働きを物理的に失活させる点にあります。水だけにさらしても変色は防げません。
そこで重要となるのが、うどのアク抜きにおける酢水の濃度です。家庭での理想的な配合は水500ml(約2.5カップ)に対して酢小さじ2〜大さじ1(濃度およそ1〜2%)となります。酢が薄すぎると酵素の働きを止められず、逆に酢が濃すぎたり浸漬時間が長すぎたりすると、うど本来の清々しい野生の香りが抜け落ち、酢の匂いばかりが鼻につく無残な仕上がりになってしまいます。浸漬時間は白うどで5〜10分程度、アクの強い山うどでも最大15分に留めるのが、風味を損なわずにえぐみを抜く鉄則です。