断崖に連なる123基の赤鳥居!日本一過酷な賽銭箱と絶景の深層

断崖に連なる123基の赤鳥居!日本一過酷な賽銭箱と絶景の深層にまつわる役立つ知識を詳しく紐解きます。

元乃隅神社を語る上で欠かせないもう一つの名物が、参道出口にそびえ立つ大鳥居の上部に設置された「日本一入れにくい賽銭箱」だ。地上約6メートルの高さ、鳥居の扁額(へんがく)の中央に小さな木箱が括り付けられている。下から見上げると、それは豆粒のような標的にしか見えない。

参拝者たちは下からコインを放り投げるが、大半は無情にも空を切り、足元の地面へと落下していく。一投ごとに周囲から歓声とため息が漏れ、見知らぬ旅行者同士の間に不思議な連帯感が生まれる。見事に賽銭が入れば願いが叶うと言い伝えられているが、元乃隅神社社務所の関係者によれば、このユニークな仕掛けも参拝者に楽しんでもらいたいという素朴なもてなしの心から始まったものだという。風の強い日本海沿岸ゆえ、突風の合間を縫ってアンダーハンドで弧を描くように投げるのが成功への秘訣だ。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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