オニヤンマの名前の由来とは?「鬼」と呼ばれる理由と漢字表記の真相
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オニヤンマの「オニ(鬼)」という冠詞には、単にサイズが大きいことだけでなく、日本の伝統的なイメージと獰猛なハンターとしての性質が重なり合っています。主な由来として語り継がれているのは次の2つの要素です。
1つ目は、黄色と黒の鮮やかな縞模様です。日本では古来より、鬼は「丑寅(うしとら=北東)」の方角から現れると信じられてきました。そのため鬼は牛の角を持ち、トラ柄の腰巻き(鬼のパンツ)を身につけていると描写されます。オニヤンマの腹部にある鮮烈な黒と黄色の段々模様が、この「虎の毛皮=鬼の意匠」を強く想起させたことから名づけられたという説が有力です。
2つ目は、他の昆虫を容赦なく捕食する圧倒的な強さと凶暴性です。オニヤンマはガやハエだけでなく、時にはスズメバチやセミ、小型のカエルまでも空中で捕らえて強靭な大顎で噛み砕きます。古来の日本人は、大型で力強く、空中戦で無敵を誇るその威容に「鬼」の強さを重ね合わせました。