なぜ『365日の紙飛行機』はAkb屈指の国民的愛唱歌となったのか

話題沸騰中の なぜ『365日の紙飛行機』はAkb屈指の国民的愛唱歌となったのかについて、詳しいまとめをご紹介しています。

この楽曲を語る上で避けて通れないのが、NMB48のキャプテンとしてグループを牽引していた山本彩のセンター起用です。当時のAKB48選抜において、指原莉乃や渡辺麻友といった圧倒的な総選挙実績を持つ看板メンバーが控えるなか、秋元康氏が下した決断は「山本彩の単独センター」でした。

秋元氏は後に音楽関係者との対談で「彼女の歌声には、聴く者を立ち止まらせる誠実さと説得力がある」と語っています。小学生時代からロックバンドに親しみ、ギターを抱えてステージに立ってきた山本の音楽的背景は、本作が要求するフォークソング的なアプローチと完璧に合致していました。飾り気のないストレートな歌唱、的確なピッチと情感豊かなブレスコントロールは、それまでの「合唱スタイル」が主流だったAKB48のサウンドに決定的な新風を吹き込んだのです。

特に音楽番組等で披露された山本彩のギター弾き語りソロバージョンは、視聴者に強烈なインパクトを与えました。彼女が奏でるアコースティックギターの音色は、アイドルの記号性を剥ぎ取り、シンガーソングライターが紡ぐメッセージソングとしての強度を獲得させました。この文脈が最高潮に達したのが、2016年末の『NHK紅白歌合戦』における「夢の紅白選抜」企画です。視聴者投票によって選抜された全メンバー48名の中から、見事に第1位に輝いた山本が涙をこらえながら歌い上げた『365日の紙飛行機』のセンターポジションは、名実ともに国民が選んだ象徴的な瞬間として歴史に刻まれました。

松本 悠斗

松本 悠斗

サステナビリティ研究家

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。

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