福岡・赤村の巨大前方後円墳は本物か?調査結果と自然地形説の真相

福岡・赤村の巨大前方後円墳は本物か?調査結果と自然地形説の真相について押さえておきたい 事実を厳選して解説いたします。

過熱する世論を受け、福岡県の考古学関係者や赤村教育委員会、大学の研究機関などが現地踏査および地質学的な予備調査を実施しました。学術的な現地調査において、墳丘形態を特定する基準となるのは以下の3つの決定打です。

  • 段築(テラス状構造):巨大前方後円墳に不可欠な多段構造の人工的な削平・盛土痕
  • 外表施設:墳丘表面を覆う無数の「葺石(ふきいし)」および円筒埴輪列の存在
  • 周壕(堀):墳丘を取り囲む人工的な開削溝と堆積層の確認

行政の文化財担当部署および調査団が踏査を行った結果、地表および斜面からは埴輪片や土器片などの人工遺物が一切出土しませんでした。また、一見すると「前方部」や「くびれ部」に見える稜線は、人為的に土を盛り立てたものではなく、基盤となる岩盤がそのまま連続していることが地盤構造から確認されました。これを受け、赤村古墳 専門家の見解として「人為的に築造された前方後円墳ではなく、風化と浸食によって生じた残丘(メサ・ビュート状の自然地形)」と結論づけられました。

検証項目赤村・戸蔵山の地形データ一般的な巨大前方後円墳の基準専門家・編集部の見解推定規模(全長)約400m〜450m200m〜486m(大仙陵古墳基準)規模の数値だけで人工物と断定できない遺物(埴輪・土器)確認されず(0点)数千〜数万点の破片・配列痕祭祀や築造を示す人工遺物がない墳丘表面(葺石)自然転石・風化土壌のみ河原石等の計画的な敷き詰め人工的な斜面保護工法が皆無内部構造・地質連続した自然岩盤層版築(人工盛土層)や埋葬施設地質学的な浸食地形と完全一致

公式の赤村 前方後円墳 調査結果として、考古学的な学術指定や追加発掘調査が見送られたのは、これらの明白な証拠に基づいています。

鈴木 陽菜

鈴木 陽菜

テックライター兼ウェブディレクター

暮らしを豊かにする便利アイテムや時短アイデアを中心に、実用的な情報をお届けします。

Share this article
Twitter Facebook Pinterest