鉄筋のかぶり厚さとは?基準値違反のリスクと現場の対策を徹底解明
鉄筋のかぶり厚さとは?基準値違反のリスクと現場の対策を徹底解明の真相や最新動向に迫る! わかりやすい言葉で紐解きます。
Q1:かぶり厚さが不足しているかどうか、素人でも工事中に見分ける方法はありますか?
A1:コンクリートを流し込む前の「型枠が組まれた状態」で目視確認が可能です。型枠の板と鉄筋(特に外周の帯筋やあばら筋)の間にスペーサーブロックがしっかり挟まり、鉄筋が型枠に接触したり極端に近寄ったりしていないかを確認してください。定規を差し込んで、土に接する立ち上がり外周部なら50mm以上(最小40mm+施工誤差)、屋内側なら40mm以上(最小30mm+施工誤差)の隙間が均一にあるかが判断基準です。
Q2:すでに家が完成して住んでいる状態から、かぶり厚さを確認することは可能ですか?
A2:可能です。第三者のホームインスペクターや専門調査会社に依頼することで、電磁誘導法や電磁波レーダ法を用いた非破壊鉄筋探査機による調査が行えます。基礎の仕上げモルタルを壊すことなく、内部の鉄筋深さを測定して建築基準法や設計図書に適合しているかを数値で診断できます。
Q3:かぶり厚さは「厚ければ厚いほど良い」のでしょうか?
A3:一概にそうとは言えません。かぶり厚さを極端に厚くしすぎると、表面のコンクリート層(無筋コンクリート部分)が厚くなり、乾燥収縮によるひび割れ(クラック)が表面に発生しやすくなります。また、部材全体の断面寸法に対して有効に機能する鉄筋の配置バランスが崩れ、構造計算上の曲げ耐力が低下する弊害もあります。基準に定められた「適切な適正値」を均一に確保することが構造工学上最も理想的です。