夜間金庫とは?激減した理由と仕組み・手数料相場や代替策を徹底解説
夜間金庫とは?激減した理由と仕組み・手数料相場や代替策を徹底解説についての最新情報をご紹介します。
実際に夜間金庫を長年利用してきた現場や、廃止によってオペレーション変更を余儀なくされた事業者からは、メリットとリスクの両面で生々しい声が寄せられています。
「夜間搬送の恐怖から解放された」という防犯面の声
都内で居酒屋を経営する男性店主は、当時の様子を次のように振り返ります。
「閉店後の深夜1時過ぎ、売上金数百万円を入れたカバンを抱えて暗い夜道を歩く時間は、毎日本当に胃が痛む思いでした。万が一強盗に遭ったら命の危険もある。夜間金庫に放り込んだ瞬間の『ガシャン』という音を聞いて、ようやく一日の緊張が解ける感覚でした。ただ、夜間金庫自体が廃止されたのを機にオンライン入金機へ切り替え、従業員に現金を運ばせる危険を排除できたのは結果として正解でした」
現場で頻発したヒューマンエラーと機器トラブル
一方で、運用面でのトラブルも少なくありませんでした。信用金庫の元融資担当者はこう証言します。
「深夜に鍵が開かない、バッグがシュートの途中で引っかかって落ちないというクレームで警備会社や当直員が呼び出されるケースが定期的にありました。さらに厄介なのが『入金票の記入ミス』です。店長が書いた金額とバッグ内の実金額が1万円合わず、翌朝に防犯カメラ映像を確認しながら双方立ち会いで再計算するなど、現場の心理的ストレスは相当なものでした」
現金を物理的に移動させるというプロセスそのものが、店舗側・銀行側の双方にとって防犯上・労務上の重荷となっていた実態が浮き彫りになっています。