伝説の赤字3億円から12年――「ガリガリ君ナポリタン味」が日本の食品マーケティングに残した狂気と遺産
伝説の赤字3億円から12年――「ガリガリ君ナポリタン味」が日本の食品マーケティングに残した狂気と遺産にまつわる最新トピックを詳しく紐解きます。
実際に口にした当時の消費者たちの反応は、悲惨なものだった。「一口でギブアップした」「冷凍庫の肥やしになっている」といった声がネット上に溢れ返った。なぜこれほどまでに不評だったのか。
原因は、その「再現度の高さ」にある。赤城乳業の開発陣は妥協しなかった。ナポリタンの味を忠実に再現するため、トマト風味のかき氷の中に、ナポリタン味のゼリーを混ぜ込んだのだ。このゼリーが、凍った状態から口の中で溶けると、まるで本物の冷やしスパゲティを食べているかのような奇妙な食感を生み出した。開発者の熱意が、そのまま裏目に出た形だ。