パリの味はどう変わる?「メゾンカイザー」が2026年に仕掛ける国産小麦シフトと持続可能なパン作りの裏側
パリの味はどう変わる?「メゾンカイザー」が2026年に仕掛ける国産小麦シフトと持続可能なパン作りの裏側についての最新情報をご紹介します。
フランスのパン作りといえば、硬度の高い水と、灰分(かいぶん)の多いフランス産小麦の組み合わせが鉄則とされてきた。しかし、メゾンカイザーが今年から本格導入したのは、北海道や九州で特別に栽培された国産小麦だ。独自の天然酵母(ルヴァン液)との相性を極限まで高めるため、何度も試作が繰り返されたという。
開発担当者は「単に国産に変えるだけでは、あの独特の酸味と奥深い甘みは出せない。酵母の発酵速度を秒単位で微調整し、日本の小麦が持つモチモチ感と、フランスパン特有の歯切れの良さを両立させた」と自信をのぞかせる。この試みは、輸入小麦の価格高騰に対する防衛策であると同時に、日本の農業支援という側面も併せ持つ。