愛されたいという「病」の深淵――Sns時代に激増する虚偽性障害のリアルと孤立する現代人
愛されたいという「病」の深淵――Sns時代に激増する虚偽性障害のリアルと孤立する現代人にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。
医療従事者にとって、この病の患者への対応は極めて困難なミッションである。医師は基本的に「患者は真実を述べている」という前提で診察を行う。まさか目の前の患者が、自ら毒を飲んで検査数値を狂わせているとは考えないからだ。不要な検査や手術が繰り返され、医療費の無駄遣いだけでなく、医療リソースの逼迫を招く要因にもなっている。
さらに、詐病や偽装が疑われた瞬間、患者は激怒して別の病院へと去っていく。いわゆる「ドクターショッピング」の始まりだ。医師がどれだけ親身に寄り添っても、本人が精神科的な治療を拒絶するため、根本的な解決に至らないケースがほとんどである。医療スタッフの精神的疲弊も深刻な問題となっている。