偏差値の壁を壊す。広島・祇園北高校が挑む「超・地域密着型サイエンス」のリアル
偏差値の壁を壊す。広島・祇園北高校が挑む「超・地域密着型サイエンス」のリアルの全体像を詳しく解説してご紹介します。
同校が位置する広島市安佐南区は、過去に大規模な土砂災害で甚大な被害を受けた地域だ。生徒たちの中には、幼少期にその恐怖を身をもって体験した者も少なくない。この「原体験」が、彼らの研究に対する熱量を圧倒的なものにしている。
単に避難経路を確認するだけの避難訓練ではない。生徒たちはドローンを使って学校周辺の地形を3Dモデル化し、大雨が降った際にどこに水が溜まりやすいか、どの斜面が崩れる危険性があるかを科学的にシミュレーションする。このデータは地域の自治会にも共有され、実際の防災計画の修正に役立てられているという。これこそが、地域に根ざした学校が存在する真の価値だろう。