損益計算書の読み方完全ガイド!5つの利益と赤字の真実を見抜くコツ
損益計算書の読み方完全ガイド!5つの利益と赤字の真実を見抜くコツの基本情報から最新動向までを一挙に解説しました。
すべての勘定科目を細かく精査する必要はありません。短時間で企業の急所を掴む決算書の読み方のコツとして、プロが最初に行う3つの視点を紹介します。
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チェック1:売上高と営業利益の「伸び率のギャップ」
売上が前年比で10%増加しているのに対し、営業利益が20%増加していれば、固定費の比率を抑えながら利益率が高まる「増収増益の好循環」に入っています。逆に、売上は伸びているのに営業利益が減少している(増収減益)場合は、人件費の高騰や無理な値引き販売、過剰な広告宣伝費が利益を圧迫している危険サインです。
チェック2:売上原価率と販管費比率の推移
利益が減少している局面では、売上原価と販管費のどちらが増加要因なのかを突き止めます。原材料高騰が原因であれば原価率が跳ね上がり、物流費やシステム投資の増加が原因であれば販管費比率が悪化します。原因が外部環境なのか内部統制なのかを見極めることが肝要です。
チェック3:営業外損益・特別損益の異常値
営業利益と経常利益、あるいは経常利益と当期純利益の間に不自然に大きな乖離がないかを確認します。多額の為替差損や有価証券評価損が発生していないか、あるいは突発的なリストラ費用が計上されていないかをチェックすることで、その期限りの特殊要因を排除した「実力ベースの収益力」を正確に測ることができます。