水洗いは逆効果?頑固な泥汚れの落とし方と劇的裏ワザをプロが徹底解説
水洗いは逆効果?頑固な泥汚れの落とし方と劇的裏ワザをプロが徹底解説について重要なポイントを解説いたします。詳細な分析をお届けします。
泥汚れ落とし方の基本は、化学変化に頼る前に「物理的な除去」を徹底し、その後に「繊維と粒子の結びつきを断つ化学的アプローチ」へ移行する二段構えの手順を踏むことだ。クリーニングの現場でも実践されている王道の5ステップを順を追って解説する。
ステップ1:天日干しまたはドライヤーで「完全に乾燥」させる
泥で濡れている、あるいは湿っている状態の衣類は、絶対に触ってはいけない。まずは風通しの良い日陰や天日、急ぎの場合はドライヤーの温風を当てて、泥に含まれる水分を完全に蒸発させる。泥がカピカピに乾いて白っぽくなるまで待つことが肝要だ。
ステップ2:手で叩き、ブラシで表裏から「物理的にかき出す」
完全に乾いた泥は、布地を軽く揉んだり手でパンパンと叩いたりするだけで、ポロポロと粉末状になって剥がれ落ちる。この段階で、使い古した歯ブラシや洗濯用ブラシを使い、生地の折り目や縫い目に沿って表面の泥を払い落とす。衣類の裏側からも叩くことで、繊維の表面に乗っていた泥の約70〜80%を水を使わずに除去できる。
ステップ3:泥汚れ固形石鹸もみ洗いで泥を浮き上がらせる
表面の泥を払い落とした後、ここで初めてぬるま湯(40℃程度)を汚れ部分だけに少量つけ、泥汚れウタマロ石鹸などの固形石鹸を直接塗り込む。固形石鹸の硬いエッジを使って汚れに石鹸分を擦りつけ、両手で繊維を擦り合わせるように揉み洗いする。石鹸の高濃度な界面活性剤が泥粒子を取り囲み、水中に分散させる準備を整える。
ステップ4:40〜50℃の温水で泥汚れオキシクリーン漬け置きを行う
泥汚れの厄介な点は、泥粒子だけでなく、皮膚から分泌された皮脂や汗がバインダー(接着剤)となって泥を固着させている点にある。バケツに40〜50℃のお湯を張り、酸素系漂白剤(オキシクリーン等)を規定量溶かして30分〜1時間漬け置く。活性酸素の発泡パワーと弱アルカリ性の温水が皮脂を分解し、石鹸でも落ちきらなかった頑固な黄ばみや泥の残滓を繊維から浮き上がらせる。
ステップ5:すすいだ後、通常の洗濯機コースで本洗いする
漬け置き液から衣類を取り出し、軽く泥水をすすぎ流してから、普段使っている洗濯洗剤とともに洗濯機へ投入する。この段階では既に泥粒子の大部分が脱落しているため、他の衣類と一緒に回しても逆汚染の心配は一切ない。