医師免許の合格率はなぜ9割超?毎年1000人が落ちる真相と共通点を解説

医師免許の合格率はなぜ9割超?毎年1000人が落ちる真相と共通点を解説の基礎知識と応用に迫る! わかりやすい言葉でご紹介しています。

毎年公表される「医師国家試験合格率大学別ランキング」では、上位98%を超える大学から、下位では80%前後まで落ち込む大学まで、顕著な差が浮き彫りになります。一見すると「国公立医学部が上位を独占し、私立医学部が下位に沈んでいる」と思われがちですが、詳細なデータを分析すると単純な図式ではないことが分かります。

区分・大学群全体合格率(目安)新卒 / 既卒の格差編集部の分析・実態上位私立医科大(慶應・慈恵・順天堂など)96.0% 〜 99.0%新卒:98%超
既卒:70%前後高学力層の集積に加え、大学側の手厚い国試対策支援とメンター制度が機能。旧帝国大学・上位国立大90.0% 〜 94.0%新卒:93%前後
既卒:55%前後国試対策は学生の自主性に任せる傾向。研究志向が強く、直前まで対策が遅れる層も。地方国公立大学92.0% 〜 96.0%新卒:95%前後
既卒:50%前後学内での連帯感が強く、学生同士の勉強会文化(班活動)によって底上げが図られる。合格率下位私立・一部大学78.0% 〜 85.0%新卒:88%前後
既卒:35〜45%厳しい卒業試験で受かりそうにない学生を大量留年させる大学もあり、数値の見極めが必要。

医学部合格率が低い大学の傾向を分析すると、共通して浮かび上がるのが「卒業試験のハードルの高さ」と「合格率の底上げ操作」です。一部の私立大学では、国家試験の合格率を高く見せるために、模試の成績が振るわない学生を6年次の卒業試験で大量に留年させ、受験者自体を絞り込む手法が取られてきました。

つまり、公表されている見かけの合格率が95%であっても、入学時の定員からストレートで医師免許を取得できた割合(真のストレート合格率)を算出すると、70%台まで落ち込む大学も珍しくありません。受験生や保護者は、単年度の合格率ランキングだけでなく、「留年率」や「ストレート合格率」を含めた教育実態を直視する必要があります。

小林 直樹

小林 直樹

トレンドリサーチャー

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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