賞味期限切れの卵はいつまでOk?加熱や見分け方の基準を徹底解説
賞味期限切れの卵はいつまでOk?加熱や見分け方の基準を徹底解説について専門的な視点から解説いたします。専門家の見解をご確認ください。
卵による食中毒の元凶となるのがサルモネラ属菌(Salmonella Enteritidis)です。厚生労働省の統計によると、家庭や飲食店での細菌性食中毒の上位に常にランクインしており、激しい下痢、腹痛、38℃を超える高熱、嘔吐などを引き起こします。潜伏期間はおよそ8〜48時間(平均12〜24時間)とされ、感染から半日〜2日ほどで発症します。
サルモネラ菌は熱に弱く、中心部が70℃以上で1分間以上、または65℃以上で5分間以上の加熱処理によって完全に死滅します。しかし、賞味期限切れの卵を調理する際に最も警戒すべきなのが「半熟調理(オムレツ、温泉卵、半熟目玉焼き)」です。
黄身がトロッとした状態や白身が固まりきっていない加熱不十分な状態では、中心温度が60℃前後にしか達していないケースが多く、生き残ったサルモネラ菌が体内で増殖して発症に至る危険性があります。賞味期限を過ぎた卵を使う場合は、黄身も白身もしっかり凝固するまで徹底的に火を通すことが鉄則です。