線香のあげ方と宗派別マナー完全解説|本数や立て方の違い
線香のあげ方と宗派別マナー完全解説|本数や立て方の違いを徹底追究! 読者が気になる トピックの裏側を分かりやすく展開します。
線香をあげる際の一連の動作には、古くからの仏教的意味が込められています。基本の手順を誤ると、意図せずマナー違反になってしまうため、まずは全宗派共通の基礎作法を押さえておきましょう。
日常の仏壇供養における標準的な手順は以下の通りです。
- 仏壇の前に正座し、本尊または位牌に向かって軽く一礼する。
- ろうそくに火を灯す(※マッチやライターから直接線香に火をつけるのは作法上避ける)。
- 右手で線香を持ち、ろうそくの炎にかざして火をつける。
- 炎が出たら、左手で軽くあおぐか、線香をすっと引いて炎を消す(煙だけが出ている状態にする)。
- 宗派の作法に従って香炉に線香を供える(立てる、または寝かせる)。
- おりんを1〜2回鳴らし、胸の前で静かに合掌・一礼する。
- 最後にろうそくの火を火消し(または手であおいで)消し、一礼して下がる。
ここで最も注意すべきなのが、「口で息を吹きかけて火を消さない」という点です。仏教において、人間の口は「嘘をつく」「悪口を言う」「不浄なものを食べる」といった悪業(十悪のうち口業)を生み出す場所とされています。その息を仏前に捧げる神聖な火や香に吹きかけることは、仏様や故人に対する非礼にあたるためです。