猛毒Cns「S. Lugdunensis」の正体!心内膜炎と最新治療

話題沸騰中の 猛毒Cns「S. Lugdunensis」の正体!心内膜炎と最新治療について、主要な情報をご紹介しています。

一般的にコアグラーゼ陰性ブドウ球菌の毒性は低く、人工弁やカテーテルなどの異物留置がない健常組織を急激に破壊することは稀です。これに対し、S. lugdunensisの重症化理由は、本菌がCNSの枠組みを逸脱した多彩なビルレンス因子(病原性因子)を独自に獲得している点にあります。

第一の要因は、宿主組織への強力な付着能と侵原性です。本菌はフィブリノーゲン結合タンパク質(Fbl)やフォン・ヴィレブランド因子結合タンパク質(vWbp)を菌体表面に保有しており、微小な血管内皮の損傷部位や健常な心臓弁膜に強固に結合します。これにより、異物が存在しない「自己弁(ネイティブバルブ)」であっても容易に定着・増殖を開始します。

第二に、組織破壊を直接引き起こす細胞溶解毒素の産生です。黄色ブドウ球菌のデルタ毒素に類似した溶血活性ペプチド「ルグデュリシン(Lugdulysin)」や各種酵素を分泌し、周囲の宿主組織を急速に壊死させます。従来のCNSがバイオフィルムによる持続感染を中心とするのに対し、本菌は黄色ブドウ球菌に匹敵する侵襲的破壊力を直接発揮するため、劇症型の臨床経過をたどるのです。

佐藤 大輔

佐藤 大輔

シニアコンテンツプロデューサー

最新のテクノロジーと生活デザインの融合をテーマに、国内外の最新トピックを発信しています。

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