ねぷたとねぶたの違いを徹底解剖!山車の形と掛け声に宿る津軽の魂

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語源を辿ると、どちらも農作業を妨げる夏の睡魔を海や川へ追い払う厄払い行事「眠り流し(ねぶり流し)」に行き着く。「ねぶり」が津軽弁特有の鼻濁音や訛りによって「ねぶた」「ねぷた」へと転訛したのが言語的な起源だ。古くは征夷大将軍の坂上田村麻呂が蝦夷征討の際、笛や太鼓、巨大な灯籠を用いて敵をおびき寄せたという武勇伝が語り継がれてきた。

しかし、近世の発展史はそれぞれの土地柄を色濃く反映している。弘前の祭りは、初代藩主・津軽為信の武功や士気高揚の気風を受け継ぎ、質実剛健な武士道精神が基盤となった。一方の青森は、明治以降に商業港として急速に発展した背景から、港町特有の開放感と庶民の爆発的な活力が山車を立体化させ、より派手で躍動的な祝祭空間へと昇華させた経緯がある。

山田 真由

山田 真由

自動車・モビリティライター

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