小平義雄の正体と事件の真相|戦後最悪の連続殺人はなぜ防げなかったのか

小平義雄の正体と事件の真相|戦後最悪の連続殺人はなぜ防げなかったのかに関する専門家の意見を分かりやすく解説いたします。

1945年8月の終戦直後、焼け野原が広がる東京周辺では、日々の糧を求める人々で買い出し列車がすし詰め状態となっていました。この極限状態の混乱に乗じる形で発生したのが、後代に「小平事件」と呼ばれる連続強姦殺人事件です。

事件が公になった直接の契機は、1946年8月に東京都芝区(現・港区)の芝公園内で発見された若い女性の絞殺死体でした。警視庁が捜査を進めるなか、品川駅や新宿駅などの主要ターミナルで女性に声をかけていた不審な中年男の存在が浮上します。警察は同年8月20日、当時41歳だった小平義雄を逮捕しました。

取り調べが進むにつれ、捜査陣は戦慄することになります。芝公園の事件にとどまらず、栃木県のアカシア林や群馬県、東京都内の防空壕跡などで、同様の手口によって行方不明となっていた女性たちの遺体が次々と小平の自供通りに掘り起こされたためです。昭和犯罪史において「戦後最悪の連続殺人」と称されるこの凶行は、敗戦に打ちひしがれていた日本国民に底知れぬ恐怖と不信を植え付けました。

山口 彩花

山口 彩花

写真家・フォトエディター

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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