南極と北極はどっちが寒い?平均気温30度差の真相と決定的な理由
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Q1:北極点と南極点では、どちらの地点が寒いですか?
A1:南極点のほうが圧倒的に寒いです。北極点と南極点の気候を直接比較すると、北極点は海抜0mの海氷上にあり冬の平均気温は約マイナス40度ですが、南極点は標高2,835mの氷床上に位置し冬の平均気温は約マイナス60度に達します。地点同士の比較でも南極点が約20度以上低くなります。
Q2:南極のほうが寒いなら、温暖化の影響も南極のほうが少ないのですか?
A2:一概にそうとは言えません。内陸高地の氷床は極低温のため急速な融解を免れていますが、南極半島周辺や沿岸部では棚氷の崩壊が観測されています。一方の北極海は「海氷の減少によって太陽光の反射率(アルベド)が下がり、海水温がさらに上昇する」という北極増幅(アークティック・アンプリフィケーション)が急速に進行しており、地球温暖化の進行スピード自体は北極圏のほうが顕著です。
Q3:なぜ北極海は凍るのに、南極周辺の海は夏になると氷が大きく後退するのですか?
A3:北極海はユーラシア大陸や北米大陸に囲まれた「閉じた海」であるため、氷が外部へ流出しにくく多年氷として残りやすい特徴があります。一方の南極海は外洋(太平洋・大西洋・インド洋)と直接つながる「開かれた海」であり、強烈な偏西風と海流によって冬にできた海氷が夏になると低緯度へ押し流されて急速に融解するためです。