ミセス「ダンスホール」歌詞の真相!明るさの裏にある深すぎるメッセージ

ミセス「ダンスホール」歌詞の真相!明るさの裏にある深すぎるメッセージの全体像を分かりやすくまとめてご紹介します。

フジテレビ系朝の情報番組『めざまし8』のメインテーマソングとしてオファーを受けた際、制作陣が直面したのは「朝のリスナーに何を届けるべきか」という命題でした。テレビの情報番組における朝の音楽といえば、曇りのない爽やかさや、背中を力強く押すストレートなエールが定石とされます。しかし、当時のインタビュー取材や特番において大森元貴が明かした胸中は、そうしたステレオタイプとは一線を画していました。

「朝から『今日も一日頑張ろう!』と過剰にポジティブな言葉を浴びせられると、心が疲れてしまっている人にとっては逆に毒になってしまうことがある」。大森はそうしたリスナーの心の機微を鋭敏に察知していました。フェーズ1の活動休止期間を経て、バンドの体制を一新してフェーズ2へと舵を切った当時のミセス自身もまた、計り知れない重圧と世間からの視線に晒されていました。完璧な善人などどこにも存在せず、誰もが脆さと醜さを抱えて生きている。その事実を無視した無菌状態の応援歌を、大森は良しとしませんでした。

だからこそ大森は、足が竦むような不安や他者への疑心暗鬼を歌詞の前半に配置し、その上で「それでも音楽は鳴り止まないし、君と手を取り合ってステップを踏むことはできる」という道筋を描き出しました。公式のインタビュー資料等でも言及されている通り、この楽曲は「朝に起き上がることすら辛い誰か」の孤独に寄り添うために、あえて光と影の両面を等しく描き切ったのです。

橋本 菜々子

橋本 菜々子

トレンドリサーチャー

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。

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