枕草子「宮に初めて参りたるころ」品詞分解と敬語・心情を徹底解説
今注目を集めている 枕草子「宮に初めて参りたるころ」品詞分解と敬語・心情を徹底解説について、多角的な視点をご紹介しています。
古典読解で最も失点しやすい「敬語の方向」と「省略された主語」の対応関係を整理します。随筆作品であるため、地文の敬意の発話者はすべて筆者(清少納言)です。
■ 主要な敬語動詞・助動詞の一覧
- 「参り」(謙譲語):清少納言から中宮定子への敬意(「参上する」)
- 「候ふ」(謙譲語/丁寧語):清少納言から中宮定子への敬意(「お仕えする」「お控えする」)
- 「思ひたまへ」(謙譲語):清少納言から中宮定子への敬意(「思い申し上げる」)
- 「見せさせ給ふ」(最高敬語):清少納言から中宮定子への敬意(「お見せになる」)
- 「仰せらる」(尊敬語):清少納言から中宮定子への敬意(「おっしゃる」)
- 「御覧ぜらる」(尊敬語):清少納言から中宮定子への敬意(「ご覧になる」)
■ 主語の判別テクニック
「〜に」「〜を」などの接続助詞の前後で主語が切り替わります。尊敬語(給ふ・仰す・御覧ず)が使われていれば主語は中宮定子、自発・謙譲の表現(思ひたまへらる等)が使われていれば主語は清少納言と判断するのが鉄則です。