置いた記憶がない探し物のなぜ?脳疲労と病気の見分け方&改善策
置いた記憶がない探し物のなぜ?脳疲労と病気の見分け方&改善策に関する主要な事実を丁寧にまとめました。詳細な解説をご覧ください。
病気ではないものの、幼少期から一貫して「なくしものが多い」「探し物に毎日何十分も費やしている」という場合、大人の発達障害(特にADHD:注意欠如・多動症)の特性が関係している可能性があります。
ADHDの脳機能的な特徴として、不注意傾向や注意の切り替えが苦手である点が挙げられます。興味が別の対象へ移った瞬間に、直前まで持っていた物への関心が完全に遮断されるため、無意識に手放してしまい、後から探しても記憶が一切引き出せません。また、心理学でいう「オブジェクトの恒常性(視界から外れた物も存在し続けるという認識)」の感覚が薄れやすく、「引き出しやカバンの中にしまった物は、存在自体を忘れてしまう」というパターンも多発します。
大人のADHDによる紛失癖は本人の努力不足や怠慢ではなく、脳の神経伝達物質のアンバランスに起因する純粋な特性です。「自分はだらしない」と自己嫌悪に陥る前に、特性に合わせた環境設計へとアプローチを切り替える必要があります。