まじかるタルるートくんのエロ描写はなぜ限界突破できたのか?過激演出の真相を解剖
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1980年代後半から1990年代中盤にかけての『週刊少年ジャンプ』は、発行部数653万部(1995年)の金字塔へ向かうまさに「黄金期」でした。この時代は『ドラゴンボール』『SLAM DUNK』『幽☆遊☆白書』といった王道バトル・スポーツ漫画が牽引する一方で、紙面を彩る「お色気枠」の競争も苛烈を極めていました。
『きまぐれオレンジ☆ロード』のスタイリッシュな恋愛描写、『シティーハンター』のセクシーな大人の色気、そして『電影少女(電影少女 -VIDEO GIRL AI-)』の桂正和氏による繊細な美少女デッサン。その中にあって、江川達也氏の『まじかる☆タルるートくん』は、「小学生向けギャグ漫画の皮を被った圧倒的リアリズムの肉体描写」という独自のポジションを確立していました。
しかし、1990年代半ば以降、有害図書指定運動や社会的な表現規制の強化、さらにPTAからの批判が強まるにつれ、ジャンプ本誌の規制基準も厳格化されていきます。結果として、ジャンプ本誌における直接的なバストトップ露出描写は徐々に姿を消し、後続の『To LOVEる -とらぶる-』や『ゆらぎ荘の幽奈さん』のように、湯気や光、ポーズの工夫による「見せないエロティシズム」へと進化を遂げることになります。