万燈会とは?2026年最新の有名寺院日程・見どころと祈りの歴史を徹底解説
万燈会とは?2026年最新の有名寺院日程・見どころと祈りの歴史を徹底解説について見逃せない 事実を厳選して解説いたします。
まず押さえておきたいのが、万燈会の読み方です。一般的には「まんとうえ」と読みますが、寺院や宗派によっては「まんどうえ」と濁音で呼ばれるケースもあります。文字通り「万(無数)の燈火(あかり)を掲げて仏を供養する法会」を意味しています。
その由来と意味は、古代インドの仏教経典『阿闍世王授決経(あじゃせおうじゅけつきょう)』に見られる「貧女の一灯(ひんにょのいっとう)」の説話に遡ります。財力のある富者が何万基もの豪華な油灯を寄進したのに対し、貧しい女性が自らの髪を切り、なけなしの金で買った小さなたったひとつの灯火。嵐が吹き荒れた夜、富者の灯はすべて吹き消されたものの、誠心誠意の祈りを込めた貧女の一灯だけは朝まで燃え続けたという教えです。この説話が示すように、万燈会で灯される一つひとつの火には、貧富や身分に関わらず「純粋な真心と祈り」が宿っています。
日本では奈良時代、天平勝宝4年(752年)の東大寺大仏開眼供養会において数千の灯明が捧げられた記録が残っており、平安時代以降には先祖へのお盆供養や現世安穏を祈る年中行事として広く定着しました。暗闇を照らす光は仏の智慧(ちえ)を象徴し、自らの無明(無知や迷い)を照らして罪障を懺悔し、同時に先祖の霊を迎え送る導きの灯火としても大切に受け継がれています。