大阪二児餓死事件の深層と孤立の闇|映画『子宮に沈める』の警鐘
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うだるような真夏の暑さの中、部屋の異臭に気づいた住民からの通報によって大阪府警察が踏み込んだ光景は、現場の捜査員すら絶句させるものだった。散乱するゴミと脱ぎ捨てられた衣服。その奥で、2人の幼子は折り重なるように倒れていた。司法解剖の結果、死因は重度の飢餓と脱水症状。胃の中には固形物が一切残されていなかった。
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逮捕された母親の下村早苗受刑者は、当時23歳。若くして離婚し、風俗店で働きながら単身で2人の子どもを育てる生活に行き詰まっていた。家を出て交際相手の元を転々とし、部屋へ戻らない期間は1か月以上に及んだ。「子どもたちのことは頭にあったが、帰るのが怖くなった」。取り調べで語られた供述は、自暴自棄に陥り現実から逃避し続けた精神の崩壊を物語っていた。