北朝鮮にファミマが存在した噂の真相|開城進出から撤退の歴史を追う
今注目を集めている 北朝鮮にファミマが存在した噂の真相|開城進出から撤退の歴史を追うについて、多角的な視点を整理して公開しています。
平和と経済協力の象徴と見なされた北朝鮮のコンビニ事業でしたが、その命運は常に南北間の軍事情勢に左右され続けました。
最初の打撃となったのは2008年7月に発生した「金剛山観光客射殺事件」です。立ち入り禁止区域に迷い込んだ韓国人女性観光客が北朝鮮兵士に射殺される事件が起き、韓国政府は金剛山観光事業の即時中断を決定。観光客の足が完全に途絶えたことで、金剛山地区の店舗は撤退・閉鎖へと追い込まれました。
一方、開城工業団地の店舗はその後も操業を続けましたが、北朝鮮による核実験や長距離弾道ミサイル発射が繰り返され、緊張は極限まで高まります。そして2016年2月、韓国の朴槿恵政権が開城工業団地の操業全面中断を発表。韓国人スタッフは全員が即日退去を余儀なくされ、店舗内の商品や什器を残したまま、コンビニを含む全施設から完全撤退することとなりました。