Music Awards Japan徹底解剖|レコ大との決定差と選考の真相

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この賞の胎動を理解する上で外せないのが、一般社団法人日本レコード協会(RIAJ)をはじめとする国内の音楽主要5団体(日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)が垣根を越えて設立した「一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会(CEIPA)」の存在です。これまでの日本の音楽業界は、レコード会社と芸能プロダクション、興行プロモーターがそれぞれの利害関係で動く縦割り構造が常態化していました。しかし、K-POPが国家規模で世界市場を席巻し、Billboard Hot 100の上位を日常的に賑わせる現実を前に、業界内には「このままドメスティックな市場に安住していては、J-POPそのものが世界から完全に孤立する」という強烈な焦燥感がありました。

新設の理由と経緯について、発足時の記者会見で関係者が「アジアを代表する音楽のハブ拠点を日本に築く」と熱弁を振るった通り、日本レコード協会公式発表が強調したのは徹底した「グローバルスタンダードへの準拠」でした。国内流通のCD売上枚数のみを偏重する旧態依然とした指標を脱ぎ捨て、SpotifyやApple Music、YouTubeなどの各種ストリーミング再生数、海外リスナー比率、SNSでのバイラルデータを複合的に解析する仕組みを採用。まさに、米国のグラミー賞やビルボード・ミュージック・アワードに比肩する「公正で国際的権威を持つアワード」の創出が不可欠だったのです。

林 結菜

林 結菜

ライフスタイル編集者

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。

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