アオウミガメが絶滅危機に?激減の真相とレッドリストの現在地
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野生生物の生存状況を評価する世界基準であるIUCN(国際自然保護連合)レッドリストにおいて、アオウミガメは絶滅危機が極めて高いとされる「危機(EN / Endangered)」に分類されています。日本国内においても、環境省のレッドリストで「絶滅危惧II類(VU)」に指定されており、国境を越えた保全が不可欠な生物として扱われています。
アオウミガメが国際的に絶滅危惧種として警戒され始めたのは1970年代から1980年代にかけてのことです。1975年に発効したワシントン条約(CITES)において、1981年までにウミガメ類全種が最も商業取引の規制が厳しい「附属書I」に掲載され、国境を越えた商業目的の取引は原則として全面禁止されました。しかし、一度激減した個体群の回復には数十年単位の歳月を要し、現在も危機的状況を脱するには至っていません。