朝の謎の鳥を声で特定!カタカナの鳴き声から探す野鳥識別ガイド
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日本には古来、鳥の鳴き声を人間の言語の言葉に当てはめて記憶する「聞きなし」という風雅な文化が存在する。例えば、ウグイスの「法華経(ホケキョ)」や、ホトトギスの「特許許可局(トッキョキョカキョク)」などがその代表格だ。鳥類学の知見によれば、こうした聞きなしは単なる語呂合わせにとどまらず、複雑な音節やリズムを人間の脳が効率よく記憶・識別するための合理的なシステムとして機能してきた。
東京大学名誉教授であり鳥類学者の樋口広芳氏らの研究でも知られるように、鳥の発声には縄張りの主張や求愛など明確なメッセージが込められている。郊外の住宅地や雑木林で「デッデッポーポー」という独特の重低音を響かせるキジバトの鳴き声も、カタカナでパターン化することで、種特有の行動リズムと結びつけて理解することが容易になるのだ。