有理数と無理数の違いとは?分数と小数の見分け方・円周率の謎を徹底解説

有理数と無理数の違いとは?分数と小数の見分け方・円周率の謎を徹底解説とは一体何なのか? 背景や要点を丁寧に紐解いて紹介します。

数学史においても屈指の美しさを誇るのが、「$\sqrt{2}$ が無理数であることの証明」です。古代ギリシャのピタゴラス学派が発見し、その存在の不都合さから隠蔽しようとしたという伝説でも知られています。高校数学の「命題と証明」で必ず学ぶ、背理法(主張の否定を仮定して矛盾を導く手法)を用いた証明の流れを簡潔に追ってみましょう。

【証明のステップ】
1. $\sqrt{2}$ が有理数であると仮定する。
2. 有理数なら、これ以上約分できない(互いに素な)自然数 $a, b$ を用いて $\sqrt{2} = \frac{a}{b}$ と表せるはずである。
3. 両辺を2乗して分母を払うと、$a^2 = 2b^2$ となる。これは $a^2$ が偶数であることを意味し、したがって $a$ 自身も偶数となる。
4. $a$ が偶数なら $a = 2k$($k$ は自然数)とおける。これを式に代入すると $(2k)^2 = 2b^2 \rightarrow 4k^2 = 2b^2 \rightarrow b^2 = 2k^2$ となる。
5. これにより $b^2$ も偶数となり、$b$ 自身も偶数であると導かれる。
6. しかし、 $a$ も $b$ も偶数ということは「公約数2を持つ」ことになり、最初の「互いに素(約分しきった状態)」という前提と矛盾する。
7. 矛盾が生じたため、最初の仮定「$\sqrt{2}$ は有理数である」が誤りであり、$\sqrt{2}$ は無理数であることが確定する。

このロジックは、直感に頼らず厳密な論理展開によって真理を確定させる数学の醍醐味といえます。

中島 亮太

中島 亮太

写真家・フォトエディター

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。

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